絵本の森

一昨日、帰宅し少したってからりんごでも食べるかな？と
箱の中からりんごを取り出すと


「・・・・・・・ん？」
「なにこれ？？？」


「あ　た　り？当たり！？」
なんじゃ～？
「あったたの？クククククッ。あたりなんだ。このりんご。」
「でも、何？あたり。」って。←思わず声に出た
（ところで、何で削ったの？？？）
聞こうにも子供はまだ帰って来てません。

ふ～ん、何か企んでるね。
「食べちゃうよ！当たりなんだから。当たったら嬉しいんだから。」と洗って皮も剥かずにそのままガブリ！！
帰って来たら「『食べちゃったの！？食べるとこ見たかったのに～。』とか言うかな？」
とも思いながら、食べたいんだから食べちゃうよ～。と、これも声に出して
そう言いながら、がぶりバグバグ。

で、さっき聞いてみた。
「ねえ、りんごの当たりって何？」
「当たりってこと。」
「当たりなの？」
「そう、当たり！うれしいかな～。と思って。あたりって書いてあったら。あ～！！あたりなんだ～ってなるかと思って。けど、食べちゃったでしょ。（え？お？気付いてたんだ。。。）あたり～って思った？」
「思ったよ。思ったから食べた。だって待ってたらあたり～が薄くなっちゃうから。」
「思った？あたり～って。」
「思ったよ。あたり～って。」
「思った？」
「思った。」
満足そうにして、何とはなしに布団へ。

だけどさ、その箱の中には、そのリンゴだけが入ってたんだよね。
抽選って言えば、たくさんある中から選ばせるのだと思うのだけど。
他の箱の中にはノーマルなリンゴがごろごろと入ってるのに。
その中に混ぜ込んで「引いたら当り！」ではないんだね。
抽選じゃあ、ないのね。
そのリンゴの存在にに気づいて、手に取ったことが「当り！」なんだね。