わすれられないおくりもの
スーザン・バーレイの「わすれられないおくりもの」

思いやりがあり かしこいアナグマは
みなにたよりにされていました
そしてアナグマは たいそう年をとっていました

ある日 アナグマは 手紙を残して 旅立ちます
「長いトンネルの むこうに行くよ さようなら アナグマより」

アナグマから おそわったこと
アナグマが のこしてくれたもの
目にはみえないけれど
いま ここにある 大切なもの

人って何だろう
思い出って何だろう
私たちの存在ってどんな意味があるのだろう
生きるってどういうことだろう
そばに居るってどういうことだろうか
伝えてゆくって何を意味するのでしょうか

動物たちは
アナグマからの贈り物に気がつきます



ひとりで じっくりと
心を傾けて読みたい絵本です


この絵本を届けたい人が居ます
でも、ぶしつけな気がして届けられません。
おひとかたは、ご高齢のお父さまがお亡くなりになられてから二年余りが経ちます。

絵本を贈るタイミング、難しいです。
さりげなく届けたい。
自己満足にならぬよう。
そう思って
気持ちだけ持ち続けています。



「わすれられないおくりもの」
スーザン・バーレイ さく え
小川仁央 やく
評論社

絵本ナビ「わすれられないおくりもの」icon25



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Posted by いずみ♪ at 14:05│Comments(4)絵本
この記事へのコメント
いずみ様 あなたののせてくださる絵本は、私のダイスキな絵本感覚とぴったりあうのでしょうか!この「わすれられないおくりもの」は、学生の時に出会って以来、心の本棚から取り出すような感覚でときおり開いてしまいます。去年、実父が、急に突然に 他界し、幼い頃からこんな年になってまで私は、わがままな娘で・・だから、急にむこうに行かれてしまうと、そんな自分を悔い、わびるような気持ちに取り付かれたままでした。今でも、胸のどこかでズキン、ズキンと音を立てています。でも、絵本や読書に読みふける時、小さい頃から父が私に言ってくれていた言葉がふと聞こえてきたのです。「本だけは心の財産なんだから、贅沢してもいいんだよ。絶対に処分もしないでおくんだよ」・・小さい頃から私の側には、本があふれていました。公務員だった父が、お給料の中から、本だけはと惜しまず買ってくれたこと、「あこ あこ 」ってかわいがってくれたことや、その声は、永遠に忘れることはないでしょう。あなぐまが残したように ちゃんと残しておいてくれる物があるのですね 本が連れて行ってくれる世界が、私の何よりの潤滑油です。職場でも、周りの人にも、家族にも・・伝えていけるものが、見えてきたようにおもいます。 
Posted by あこちゃん at 2008年11月11日 19:21
こんばんは!

私もこの本を初めて読んだ時に、わが子に伝えて行きたいと思った本の一つです。

子供に限らず、大人の方にも、じっくり読んで欲しいですね♪
Posted by ロアロア at 2008年11月14日 22:21
あこちゃん様

そうでしたか
そうとは存じ上げず

何度も何度も読み返しました
あこちゃんの思い
お父さまの言葉


あこちゃんに
お届けしたい気持ちを
その気持ちのままに綴ろうと思うも
ままならず

自分の言葉の無力を感じつつ
せめて正直に
真摯な気持ちで
書いてみます


あこちゃんの
お父さまの姿が
あこちゃんの文章から
はっきりと見えました

あこちゃんを
温かく包み込んで
あこちゃんの心の中にも
存在してらして
「あこ あこ 」と
笑顔で「わかっているよ。」と

私にも
そうおっしゃる
そのお声が聞こえて参りました

あこちゃん
これからも伝えてくださいね
あこちゃんを通しての
本の世界

あこちゃんがお話してくださることで
紡いでゆかれる錦が
ここに存在します



ご尊父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます



                            いずみ
Posted by いずみいずみ at 2008年12月10日 09:58
ロアさん
コメントをお寄せくださり、ありがとうございます。
はい。子供にも大人にも。
手渡してゆきたいと感じる絵本です。
じっくりと落ち着いた気持ちで読みたい絵本です。
Posted by いずみ at 2008年12月12日 05:49
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